
あなたは、投資していることを誰にまで話をしていますか?
私は先日、同期の女性とランチ会をしていて、
その子から「夫からNISA口座を開いてと言われて、何も分からず言われるがまま開設しちゃったー。あきんこは投資とかしている?」
と聞かれました。
私の場合、投資と一言で言われても、
「投資信託・株・不動産」と投資しています。
でも、その場の雰囲気で、「つみたてNISA、私もしているよー」と答えました。
投資の話って、どうしても良い感情・悪い感情が渦巻くため、人には話しにくい話です。
実際、投資の種類別にどういう反応をされるのか、私の実体験をご紹介いたします。
目次
投資の話をする上で気を付けるべきこと
まずは、投資の話を誰かにする上で、留意しなければならないポイントをあげます。
- 相手の金融リテラシー度合い(ある程度投資を知っているか否か)
- 話す相手から周囲にバレても問題ない環境か
- 話す相手がお金に対して極度に嫉妬深かったり執着していないか
お金は人を変えてしまうこともあったり、お金で事件を起こす人もいます。自分の身を守るためにも相手を見極めてから話した方が良いです。
「投資信託を毎月積立しているよ」は一番話しやすくハードルが低い!

今回の同期に投資話ができたのは、「私も投資信託やっているよ」まででした。
一番投資の中でも、相手に嫌悪感を抱かれにくく、ハードルが低い投資手法だと思います。
日本人は、安定型の貯蓄を好むタイプが多いです。
銀行という昔からある、安心で自分のお金を守ってくれている機関。その銀行窓口に行けば、投資信託の勧誘を受けたり、話くらいは聞いたことある人は多くいます。
銀行=悪いイメージはない、むしろ貯金を守ってくれる良いイメージ
というのが、一般的な日本人の価値観として多い考え方です。
そんな銀行が販売している投資信託であればと、比較的、会社の人、友達、家族に言っても理解を得やすいです。
国からのお墨付きとされる「つみたてNISA」の存在も大きいですね。
また、最近では100円からでも投資信託を積立購入することができるため、誰にでも始められることから、妬まれにくいという印象があります。
「投資信託やっているよ!」の実際の反応は?
同期に話をした反応は、
「え!?やっているの?儲かるの?」
でした。やっぱり、「投資=ギャンブル」的なイメージがあるのか、「儲かるか」に疑いの眼差し。。。
儲かるかと聞かれると、長期的な資産運用目的な投資なので、少しギャップを感じます。
あとは、少し投資信託を知っている人だと、昔のイメージで、
「手数料高くない!?」と言われることがあります。
ETF(上場投資信託)は論外・・・混乱レベル

ちなみに、分散できるということで同じカテゴリーなのが、「ETF(上場投資信託)」ですが、これはもはや論外ですね。
話をしても「???」という反応が多いので、自分からは一切話しません。
夫以外の家族にもETFを購入していることは話はしていないです。
個別株は、賛否両論。相手のためにも話す相手を見極める必要あり・・・

次に個別株ですが、投資信託よりも世間のギャンブルイメージが強いことから話すハードルは上がります。
投機であるFXと株を混合させる人も多いため、「危ない人」と思われることもあります。
特に会社だと色んな社員がいるので、「株をやっている=儲けている」と思われ、知らず内に妬まれることもあります。
私は、実際、軽く会社の人に話をしたら、その場にいなかった会社の人から、「あきんこさん、財テク教えてよ~」と言われビックリしました。
幸いその方に投資に嫌悪感はなかったのですが、人のお金の話ってすぐに回っちゃうんですよね。
また、気を付けておきたいのが、何気なく自分の購入銘柄を言ってしまうことで、その人が同じ銘柄を買って真似して損をしてしまったら怒りをかうこともあります。
マネーリテラシーがある人であれば、投資は自己責任であることを十分認識しているのですが、リアル世界ではまだ話せる環境は難しいなというのが感触です。
また、投資をしている同士であれば、情報共有は有意義だと思います。
不動産投資は一番周りに言えない、言っちゃいけない投資・・・
私の中で、断トツNO.1の周りに言えない、言ってはいけない投資は、不動産投資です。
これだけは、会社の人には絶対言えないし、友達にもごくごく僅かな親しい人にしか言えていません。
家族の場合
両親、兄弟含め家族には言っているのですが、100%理解してもらったり、賛成という声が少ないのは事実です。
借金に対して悪いイメージしかない人が大多数なので、私の親にはローンを抱えること、震災によるリスクを心配をされました。
「かぼちゃの馬車」の事件の時も、親から「このニュース見て!」と連絡がありました。やっぱり親はどこかで気になっているんだなぁと思います。
会社の場合
親でもそうなので会社の人には理解を得にくい以上の様々な理由から絶対言えないです。
まずは、お金の妬みが大きいです。不動産所得を得られる人って、お金持ちというイメージがあると思います。(実際は、色んな条件の下、所有している人がいるんですけどね)
会社は、出世の関係から他の人の収入を意識する場で、立場が偉い人ほどお金をもらえる仕組みになっています。
なので、不動産所得で部下や後輩の方が自分より総所得が多いという状況になると妬む気持ちがどうしても出てきてしまいますし、中には「会社の信用力を使って何たることだ!」と思う人もいるかもしれません。
また、「あの子は早期リタイアする気だ。すぐ会社辞める気だ」と言われ、不利な立場になることもあります。
不動産投資していることを公言することは、正に「百害あって一利なし」です。
まとめ
今は、低金利の影響で、貯蓄ではお金は増えないというのは当たり前のこととなってきました。
その中で、投資信託、特に「つみたてNISA」というのは、初心者にも取っつきやすく、始めやすい投資手法です。
対して、株や不動産というのは、少し難易度が上がり、相手のマネーリテラシーも意識しないと理解してもらうのが難しいです。
個人投資家の孤独感から投資家オフ会に参加して刺激をもらう理由でも書いたように、現実世界で中々話せないことだから、ネットの世界で情報共有したり、コンタクトを取るという価値が貴重ですね。
まだまだ日本は、お金や投資の話が大っぴらにしにくいことから、知っている人と知らない人の情報格差がどんどん広がっていく環境になっています。
あきんこ様
はじめまして、公務員投資家Rと申します。
確かにこれは投資をしている人にとっては悩みのタネです。
私も、家族や信頼のおける人にしか話をしません。
相手が金融リテラシーが高く、話が合いそうであれば、少しずつ開示していきます。
はじめまして!コメントありがとうございます。
そうですね、相手も投資をしているか、投資にアレルギーがないか様子見しながら話せると良いですね。
マネーの教育がされない日本では、まだまだ投資の話が大っぴらにできるのは先かもしれませんね。