
「あなたは、今の時代に何を思いますか?」
今回は、時代の流れを先読みしながら走り続けている、堀江貴文さんの多動力 (NewsPicks Book)について、ご紹介します。
目次
著者の堀江貴文さんはどんな人?
この本の著者は、堀江貴文さんです。
ライブドアの社長から、インサイダー取引で逮捕され、釈放後も本を出したり、日本の実業家として活躍されています。
最近では、宇宙ビジネスにも参入したりと、すごい行動力の方です。
多動力とは?
その著者が多動力という言葉を使っているのですが、
この本で書かれている意味を簡単に書きます。
日本人は今まで、長い年月かけて修行をして、1つの専門性を高めることが素晴らしいとされてきました。
例えば、職人さんです。
でも、今の時代は、ネットが革命的に情報収集できたり、個人で発信できるツールとなったので、インプットしながら、アウトプットして、同時並行で物事を進めなければならないという時代に来ていると言っています。
これが多動力と言われているものです。
こんな人にオススメ!
- 新しい刺激がほしい人
- 自分の時間を作りたいけど、つくれずにいる人
- パワーがほしい人
- 短時間でサクッと読みたい人
ホリエモンこと堀江貴文さんの本は、私もいくつか読んだことあります。
自由に自分の考えを発言していて、読んでいてこちらまで楽しくなります。
また、結構納得したり、共感することも多いので、ぜひ仕事で行き詰っている会社員の方に読んでいただきたい本です。
共感する部分を引用してみました。
完璧主義ではなく完了主義者になれ!
仕事が遅かったり、仕事に忙殺されてしまっ ている人は、「 仕事 は すべて100 点を取らなくてはいけ ない」 という 自己満足 を、かなぐり捨て て みよ う。
「完璧 主義者」 は、 何度 も やり直し、 一つの仕事にアリ地獄のようにハマって しまう。目指すべき は、完璧ではなく、完了だ。目の前の仕事をサクサク終わらせ、次 に 行く。そして前の仕事には戻らない。「 完了 主義者」 こそ大量 の プロジェクトを 動かすことができる。
仕事って、こだわればこだわるほど、際限なく増えていきます。
100%完了を目指してたら、時間がいくらあっても足りなくなっちゃいます。
日本の教育は、バランス型重視

子ども が 一つ の こと に 異様 なほど ハマる と、 周り の 大人 は ドン 引き し て「 お前 大丈夫 か」 と 揺り 戻そ う と する。
せっかく サル の よう に 集中 しよ う と し て いる 子ども の 肩 に 手 を かけ、 バランス が 取れ た つまらない 人間 に 矯正 しよ う と する。 これ では、 好奇心 と 集中 力 が 育た ない。
アメリカだと、強みを伸ばそうという教育に力を入れて、子供に自信をつけさせる教育の色が強いのに対して、日本は、どちらかと言うと全体的に良い教育をバランス良く受けましょう教育の色が強いです。
例えば、アメリカだと、小学校、中学校からある程度、選択方式で授業の科目を選んで、個人の得意分野を選択。伸ばしていこうとするのに対して、日本は、基本的にすべての科目を受けさせます。
三つの肩書きを持つと価値が1万倍になる

複数 の 肩書き を 掛け算 し、 レア な 存在 に なろ う。 あらゆる 産業 の〝 タテ の 壁〟 が 溶け た 今、 一つ の 肩書き に こだわっ て い ては いけ ない。
三つの肩書きをもてばあなたの価値は1万倍になる。
本では、一つのことに1万時間取り組めば、誰でも「100人に1人」の人材になれると言っています。
1万時間って、だいたい1日6時間で5年間だそうです。
ここで、別の分野に1万時間取組めば、
「100人に1人」×「100人に1人」×「100人に1人」で100万人に1人の価値になれるそうです。
成長が速かったり新しいことを仕掛ける人は「飽きっぽい」

成長 が 速かっ たり、 絶えず 新しい こと を 仕掛け て いる 人 は、 みな「 飽き っぽい」。 短期間 に 一つ の ジャンル に メチャクチャ に ハマっ て い た かと 思っ たら、 次に 会っ た とき には 全然 違う こと を やっ て いる。
飽きっぽい人を肯定している言いっぷりをされていました。
確かに、飽きっぽい人って、短期間でハマって、ほどほどに知識がついて自分の中で完了したら、また次の興味にうつります。
ここでいう、飽きっぽいというのは、きちんと自分が満足して完了してから次の経験・興味を向けるということなので、ただ単に中途半端な人という感じではないようです。
時間は有限!ワクワクしない時間を減らしていくことが大事!
限られた時間しかない人生。いつも多動いるために一番大事なこと。
1日24時間の中から「ワクワクしない時間」を減らしていくことだ。
これって、会社に拘束されている会社員には難しいかもしれないけど、仕事の中でもある程度、業務を取捨選択しても良いと思います。
正直、この仕事、自分以外の人でもできると思ったら、それは自分の仕事ではないのかもしれません。
嫌な仕事はどうしてもやる気にならなくて、後回しにしがちになり、生産性が落ちてしまいます。
もし、自分以外の方ができないのであれば、その中からいかに楽しみを見出すことが大事なのかもしれません。
他人から見られる目は気にしない!誰もあなたに興味ない!
あなた が 多動 に なる ため の 最大 の ハードル は 「他人 に どう 見 られる だろ う?」 という 感情 だ。
はっきり 言お う。 誰 も あなた には 興味 が ない。 好き な よう に 生き て、 思いっきり 恥 を かこう。
誰もあなたに興味がない・・・
感情をコントロールすることが人生で一番の自分自身の課題ですね。
常にフラットな目で物事を考えよう

あなた が 1000 万 円 で 買っ た 株 が 200 万 円 になり まし た。
売る べき です か? 売ら ない べき です か?
ここでは、800万損したことは、とりあえず忘れ、フラットな目で今から株を買うとしたら200万円出す価値があるかどうか考えるということが大事と言っています。
お金や資産だけでなく、キャリアがある人も意外と持っているものに執着して、こだわって、それが足かせになるケースが多いというのも納得です。
不動産投資でも、土地を持っているお金持ちの人たちが、その土地を生かして収益を産もうと、アパートを建てたりしますが、市場調査をやらずに安易に建ててしまって失敗している人たちが多いのも事実です。
自分の時間を取り戻そう!そして原液を生み出そう!
まず 大切 な こと は、「 自分 の 時間」 を 取り戻す こと だ。「 他人 の 時間」 を 生かさ れ て いる 限り「 多 動力」 は 身 に つか ない。 「自分 の 時間」を取り戻したうえ で、仕事を効率良く進める 工夫 を する。
大切 なのは、 働く 時間 の 長 さでは なく、「 一工夫」 を する こと で、 リズム 良く 仕事 を 進める こと だ。 そして、「 原液」 と なる もの を 生み出し、 自分 が 動か なく とも、 自分 の 分身 にまで 働い て もらう。
これ大事ですね。時間は有限なので、他人に振り回されている時間ほどもったいないものはありません。
自分の人生、しっかり自分の時間を生きるということが必要ですね!
自分の時間を意識することで変わってくることも多いです。
この本では「原液」と言っていますが、これは、インフルエンサーのような拡散であったり、自分がいないところでも価値が作られることです。
堀江貴文さんは、自分をブランド化しているので、テレビなどで他のキャストが自分の話をしてくれるというのが宣伝効果になります。
一般の人で考えると、自分の変わりにお金を生み出してくれる仕組みとかもあたると思います。
自分の時間・自分の身体は限られているので、自分が働かなくてもお金がお金を生み出してくれる投資などは、すごく価値があります。
本を読んでみて、実際に肩書きを考えてみた
早速、自分の肩書きを考えてみた。さすがに5年間とくくると狭くなるので、くくらず考えてみました。
- 不動産投資家
- インデックス投資家
- ブロガー
- 20代女性会社員
- ピアノ弾き(趣味程度なのでピアニストほどではないけど)
唯一、会社員とピアノは1万時間以上やっているので、これは肩書きにしていいのかな。
とりあえず、「不動産投資」×「インデックス投資」×「20代女性会社員」ってだけで、かなり希少な感じがしますね。
まとめ
今回、初めて書籍レビューを書いてみました。
自分の備忘録でもあったので、引用してみましたが、後になって思い出す時に見返せていいですね。
堀江貴文さんは、異端児のような感じですが、言っていることはまともな本だなと思いました。
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