
最近、テレワークやリモートワークとなる働き方を導入する企業が増えています。
私の夫も最近、会社が設立した「サテライトオフィス」という自宅から徒歩圏内の場所で働いています。
「この猛暑に通勤電車に乗らなくて良いのは羨ましい~!!!」
私は10回以上、夫に「いいなぁ~、代わって~」と言っています笑。
家から徒歩3分圏内に夫の会社のサテライトオフィスができ、今日早速使ってる。
自分1人しかいなくて最高との連絡。
この猛暑に会社出勤せず、クーラー付いてるサテライトオフィスでルームウェア着てのびのび仕事なんて羨ましすぎる…!!!#在宅よりもサテライトオフィス派
— あきんこ🐥@アラサーブロガー (@AKI2016free) 2018年7月19日
夫の実際利用している感想を聞いて感じるのは、「リモートワーク」「テレワーク」を導入すれば、退職したい人がグッと減るのでは!?ということ。
目次
テレワーク、リモートワークとは?

テレワーク、リモートワークとは、情報通信技術(ICT)を利用して場所・時間に縛られない柔軟な働き方のことです。
社外にいながら会社と同じ環境下(専用ネットワーク、パソコン)で仕事ができるという仕組みです。
システム構築的には容易にできるものの、会社のポリシーに引っかかることが多く、今まで普及が中々進まなかったという事情があります。
ただ、最近になって働き方改革などでテレワーク、リモートワークを取り入れる会社が増えてきました。
方法としては、
- 在宅ワーク
- サテライトオフィス
が主流です。
東京都では、今オリンピックに向けた通勤緩和施策を推進するため、多くの東京の企業に「テレワークを実行せよ!」と政策を掲げています。
これによって、一気に東京の企業ではテレワークが進みつつあります。
具体的には、週○日は在宅勤務もしくはサテライトオフィスを活用するようにと、決められている企業が増えてきました。
在宅勤務は管理する側と管理される側に課題がある・・・
最も普及率が高いのが、「在宅勤務」だと思います。
でも、在宅勤務だとTVや本、食べ物など誘惑が多い家の中で、
- だらけて仕事にならない
- 管理する側が大変(セキュリティ、勤怠管理)
といった状況が多く、在宅勤務と相性が良いのは「アウトプットが示せる業務」ということになります。
「アウトプットの定義」というのは、データ入力業務、資料作成等の目に見える成果物ですね。
でも、実際通常の会社員がオフィスにいて、勤務中ずっとアウトプットを量産しているわけではないと思います。
なので、実際同じ条件下で仕事をした場合の在宅勤務は労働量が見えにくく、管理がしにくい。
また、いつでも家で仕事ができることから、厳しいアウトプットを求められるが故に労働時間が長くなるという傾向も取り上げられています。
管理する側にも能力が必要なのが、在宅制度。
サテライトオフィスは会社勤務と在宅制度の中間
サテライトオフィスとは、通勤ラッシュが激しい交通網を回避して、オフィスと同じ環境を構築して、勤務者の通勤により近い場所に作るサブオフィスです。
最近では、
- 会社専用で構築する特化型のサテライトオフィス
- 他社と使えるシェア型のサテライトオフィス
があります。
WEB会議する小部屋もあったり、ドリンク飲み放題の休憩室もあったり、エアコンも整備されているので、在宅よりもオフィス環境に近い状態で仕事ができます。
また、特化型であれば入退室管理ログによる勤怠管理、防犯カメラによる状況把握もできるので、在宅よりは勤怠管理、情報の取り扱いの管理がしやすい様子。
会社を退職する理由を少しは解消できる!?
リクナビによると、会社を退職する理由は、
1位:上司・経営者の仕事の仕方が気に入らなかった(23%)
2位:労働時間・環境が不満だった(14%)
3位:同僚・先輩・後輩とうまくいかなかった(13%)
4位:給与が低かった(12%)
5位:仕事内容が面白くなかった(9%)
6位:社長がワンマンだった(7%)
7位:社風が合わなかった(6%)
7位:会社の経営方針・経営状況が変化した(6%)
7位:キャリアアップしたかった(6%)
10位:昇進・評価が不満だった(4%)
とのことですが、サテライトオフィスを利用した感想だと、
上記の赤字部分はかなりの割合で解消されると思います。
サテライトオフィスを利用したメリットは?
夫がサテライトオフィスを利用した良い点をあげてみます。
良い点①通勤のストレスが無くなる(徒歩圏内サイコー!)

基本、家から近い場所のサテライトオフィスに通勤することになるため、勤務時間が大幅に激減します。
私の夫の場合は5分以内で勤務できる場所なので、9時始業であれば8時55分に家を出ればOKです。
東京の通勤ラッシュに巻き込まれることもなく、精神的負担と肉体的負担がなくなります。
私もそうですが、通勤するだけで疲れてしまうんですよね・・・
東京勤務の人だと1時間要するのが一般的な通勤時間だと思います。
それが5分以内に短縮されるなんて、疲れないので仕事に力を注げそうです。
良い点②余計な電話・雑談もないので、作業に集中できる

オフィスにいたら取らなきゃいけないような部署の電話を取らなくて良い環境なため、作業に没頭できます。
自分宛ての電話は、自分宛てにだけかかってくるので、電話の取次がないので効率的です。
また、オフィスにいたら自分が作業に集中していても突然誰かから話しかけられ、手が止まってしまうこともあります。
オフィスにいると、周囲の人から声をかけられたりして自分のペースで仕事をするということは難しいことも多いです。
サテライトオフィスであれば、仕事関係の部署の人はほとんどいないという環境なので、雑談をされることも今はないそうです。
良い点③付き合い飲みなども行かなくて良い(余計なお金を遣わず節約にも!)

会社にいると、気軽に「今日飲みに行かない?」と誘うし、誘われちゃう環境にいます。
でも、サテライトオフィスで会社とは離れた場所であれば、
「わざわざ遠くから来てもらって飲みに誘うのも・・・」
という雰囲気になって、飲み会に行く回数がぐっと減ります。
夫の職場環境は、同じメンバーと週に何回も飲みに行くという環境でもあるため、サテライトオフィス勤務になり、ダラダラとした飲み会が減ってくれるのは嬉しいですね。
良い点④お昼は家で食べれる
家から5分以内の場所にあるサテライトオフィス。
お昼は家に一回帰って食べることができます。
そうすると、自炊になるのでとても経済的です。
混んでいる社食や、外でのランチ、あまり美味しくないコンビニ弁当を食べるより、家でちょちょいと料理してすぐ食べれる環境はいいなぁと思います。
良い点⑤服装もめちゃくちゃラフでOK!

会社に行くなら、スーツで行かなければならない人もいるでしょう。
また、クールビズでもポロシャツ、チノパンとか、ビジネス・カジュアルな格好で行く人が多いと思います。
でも、サテライトオフィスだとTシャツでもOKなくらいのカジュアルさです。
(もちろんクライアントに会うような営業職であれば、スーツを着るとは思いますが・・・)
格好がラフで崩せると、不思議とリラックスして仕事に集中できることもあるんですよね。
懸念点:上司・部下への業務連絡はスムーズにできるのか?
実際に気になるのが、上司・部下への業務連絡ができるの?ということですよね。
でもやってみると、意外と、チャットや電話を使って
- 上司への説明
- 部下への指示
はできるので、作業の進みもスムーズだったそうです。
上司や同僚・部下と近すぎる関係というのも無くなるので、人間関係のわずらわしさもなくなりそうです
しかも、物理的に離れていると必要なこと、不要なことが精査されて、不要な社内説明資料もなくなる・・・。
サテライトオフィスのデメリットとは?
悪い点①コミュニケーションは弱い
夫がデメリットと感じた点は、最低限の上司への説明、部下への指示はできたとしても、やっぱり会社でのコミュニケーションの基本ベースがあって、サテライトオフィスという役割が果たせると感じるとのこと。
重要な説明の場は、実際に対面で説明したり、意思疎通を図らないと、上手く回らないことも多いので、やっぱり会社での勤務が完全になくなることは難しいということでした。
悪い点②周囲に声が聞こえるので話す内容を厳選しないといけない
例えば、営業の重要なクライアント情報、人事担当の社内の人物の昇格・異動・問題等については、同じ会社の人といえども、周囲の他部署に聞かれるとまずい情報もあります。
なので、秘密を抱える部署であればあるほど、サテライトオフィスの活用方法は工夫しないと難しいですね。
夫は、周囲に聞かれたくないときは、サテライトの固定電話ではなく、自分の携帯電話で外に出て話すとのこと・・・
悪い点③分からないところがある時、簡単には聞きにくい環境
聞く手段が電話、チャットに限られているため、会社にいて聞ける人が隣にいるという環境とは異なります。
なので、質問沢山しないと分からない、仕事を進められないという人には不向きなシステムだといえます。
一定期間は、会社に勤務して業務を覚えてから、サテライトオフィスを活用するというのが良さそうです。
テレワークが浸透すれば、会社員とフリーランスの間の働き方ができる
会社員は、毎月給料が安定しているけど、場所と時間に縛られて嫌だなぁ~。
逆にフリーランスは働く環境の自由度は高いけれど、毎月の給料は不安定。
でも、テレワークが浸透すれば、この中間の働き方ができます。
会社員として属しながら、働く場所・時間は自由に決められる。
極論、海外に住みながら、日本で会社員として働くということも・・・。
合わせて読みたい家族でノマド生活が実現できる方法
柔軟な働き方を求めるなら転職も良いのかも
特にIT企業は自由な働き方に力をいれています。
また、人材集めをするためベンチャー企業や、働き方改革に乗り出している大手企業が柔軟な働き方で人材募集しています。
特に育児をしている方で時間や場所に制限がある人にとっても良い環境なので、普及してほしいなと思います。
\非公開情報が掲載されていて、登録してみるとスカウトメールがきますよん/
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