
「プレゼン嫌だなぁ~」
「緊張するし、質問されたらどうしよう」
こんな悩みを抱える人も多いのではないでしょうか。
私も仕事でプレゼンの機会が多いのですが、緊張しやすい性格なので、めちゃくちゃ苦手な方です。
でも、プレゼンってある程度、想定される範囲内での動きが多いため、事前に取り組めばそこまで難しくなかったりします。
日々の業務で、社外・社内でプレゼンを実施したり、ベンダー様を選ぶ観点から実施する人を沢山見てきました。
時には数十億の厳しい企画を通すことができた私のプレゼン実践方法についてご紹介します。
プレゼンテーションを成功させる人と失敗させる人の違い
もちろん、プレゼンの中身に
- 戦略性があるか
- 実現性があるのか
- 相手にとって利益があるものなのか
内容のクオリティは大きい要因であります。
それを踏まえて、私が実際にプレゼンをする人を沢山見てきて、プレゼンをする時の成功、失敗を分ける違いについて感じることは、
1.事前練習をしているかしていないか
2.想定質問集の作成
3.根回しをしているか
が大きく影響すると思います。
1.事前練習をしているかしていないか

人前で話すのが上手いと自分に自信がある人ほど、なぜかプレゼンの練習をしない人が多いです。
でも、当日、余計な話をしてしまい、ダラダラと時間がかかりすぎるという人を見ます。
- 制限時間を超過していても話したり、
- 横道それてしまって結局大事なところがボケてしまったり、
- 質問されたことに対して、答えになっていない回答
このあたりは、全て事前練習をしていないことが原因です。
なぜか、プレゼンする時に意外と事前練習していない人が多いのです。
事前の練習の方法としては、
- 自宅で当日の気分でプレゼンを一通りしてみる
- 同じ会場が借りれるならば同じ会場でプレゼンする
- 可能ならば聴衆者の協力をいただいてプレゼンする
聴衆者がいると良いのは、アイコンタクトのタイミングだったり、
相手の反応を見ながら間の取り方を練習できるのでGOODです。
と、➂までできれば完璧ですが、中々難しいので自分の頭の中で、その際は聴衆者・会場を想像しながら、当日自分の緊張姿も思い浮かべてプレゼンをします。
また、その時の様子をビデオにとって、客観的に自分が聴衆者の立場だったら、どう見えるのか見てみると良いです。
その時の観点は、
- 分かりやすく説明されているか
- 聞き取りやすいトーン、スピードか
- 話の間、ボディランゲージは適切か
です。
練習しているとどんどん当日プレゼンしている自分の姿が思い浮かびます。
資料をただただ読み込んでいる人と自分の言葉できちんと話ができている人とでは、説得力も変わってくるので、自分の言葉で言えるようになるまで練習します。
プレゼンは、ついつい自分の主張を押し付け、独りよがりになってしまいがちですが、
実際は相手に理解してもらえるように寄り添いながら、相手との距離を縮めることを意識しています。
この人だったら信用できる。
この企画だったら、上手くいく。
と思ってもらえると企画が通りやすいです。
2.想定質問集の作成
プレゼンの怖いところは、「どんな質問が出るのか分からない」という点だと思います。
これは、相手の立場で自分のプレゼン内容を見て、
- 何を求めるのか、何を知りたいのか
- 何に疑問、不安を感じるのか
という観点で見て相手が質問するだろう内容をピックアップして書き出していきます。
次に、その質問に対する回答を準備しておきます。
その回答には、相手の不安を払しょくして、「大丈夫だという安心感」と「将来への希望を抱かせられる内容」を盛り込んでおくと良いです。
これは、場数を踏めば何がよく聞かれることなのかが分かってくると思います。
また、あえて質問させる隙を作るという高度な技もあります。
相手の興味を持つところ、かつ自分がアピールしたいポイントの部分をプレゼンに盛り込まずに質問させる。
相手は質問したので、その後の自分の回答をきちんと聞こうとします。その内容はほぼ強く印象に残ります。
プレゼンでは、基本一方的に話すので、相手が眠かったり、他のことを考えてたり、情報量が多いと知らずに大事な部分を聞き逃しているというケースもあります。
なので、あえて質問させる隙を作るというのも1つのスキルです。
3.根回しをしているか
社内のケースは特にですが、社外の場合でもある程度、企画を通す根回しは大事です。
社外の場合は担当者、キーマンとの関係性や求められていることが合致しているか、また社内の場合は関係部署の人にまで事前に企画の内容をネゴれているか。
こういった下準備をすればするほど、当日自信をもって対応できます。
プレゼンの時に見方を沢山作っておけば、安心感もあります。
まとめ
あくまでもプレゼンの目的は、自分の企画を通すことです。
ただただ、上手に話せばよいというだけではないので、単なる発表する場ととらえず、相手との距離を縮められる(理解してもらえるにはどうしたらよいかの)対策をした方が良いです。
そのための相手との信頼関係であったり、ニーズに合致しているかなど、プレゼンでのアピール力よりも下準備の方が効果が高い場合が多いです。
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