
会社が導入し確定拠出年金の制度が普及しつつも、制度のメリットが分からないまま、「定期預金」代わりに使っている人は多いです。
日本人は一般的には、貯金思考が強く、投資を嫌いな人は多い傾向があります。
でも、せっかくの確定拠出年金の制度。
制度の特性、メリットを知って活用した方が良いなと思います。
今回は、今まで触れていなかった夫の確定拠出年金について書いてみます。
目次
夫の確定拠出年金の選択していた商品は定期預金だった

実は、夫の確定拠出年金の商品については、私は今まで関知していませんでした。
夫から先日、「確定拠出年金の商品を変えようと思うんだけど」と相談され、
初めて夫が確定拠出年金の商品が
- 定期預金
であることを知りました。
夫は、新入社員の時に商品を決めて以降、変えずにいたそうです。
せっかくの確定拠出年金の制度なのに定期預金は、もったいない!!!
と、思ってしまいました。。。
確定拠出年金制度の税制優遇措置の3つの良いところは?

1.掛金が全額所得控除
確定拠出の掛金が全額所得控除となります。
個人型は支払った金額が対象です。
企業型は、本人が上乗せした金額が対象になります。
2.運用益は非課税
通常の運用の場合は、得られた利益に対して源泉分離課税が20.315%発生します。
でも、確定拠出年金の場合、運用益が非課税になります。
利益がまるまる受け取れるのは金額が大きくなればなるほど、大きいです。
3.受け取るときにも税制上のメリットがある
確定拠出の場合、運用した資産を年金もしくは、一時金として受け取れます。
このときに控除が受けられます。
- 年金の場合:他の公的年金と合算。公的年金控除の対象。
- 一時金の場合:退職金と合算。退職所得控除。
年金を受け取る時は、大きな収入(給料)が入ってこないという想定なため、通常の運用よりも税金負担が有利となっています。
確定拠出年金は株式100%くらいでも良い(20-30代は特に)

せっかくの確定拠出年金の制度を利用するなら、株式100%でリスクを補完するため、その他は通常の貯金・債券で補えば良いと思います。
理由としては、
- 株で利益が出ても非課税になる
- 60歳まで毎月定額で積み立てられるのでドル・コスト平均法かつ長期資産運用ができる
です。
運用している間も非課税となるので、せっかくであれば定期預金よりも株で利益を非課税にした方が良いと思います。
また、長期間、毎月積立ができるので自然とドルコスト平均法となり、長期投資によって複利の力を得られます。
将来的に期待できるリターンが高い資産かつ、値動きが大きい方が適している制度と言えます。
確定拠出年金以外で現金・債券等のバランスをとる

ただし、株式のみだとリスクが大きく心配な場合は、確定拠出年金以外の部分で現金や債券を持ちバランスをとると良いと思います。
と言っても、確定拠出年金は60歳以降でないと現金化できないため、どちらにせよ手元に置いておく現金は必要ですね。
また、40-50代になったら、債券比率を高めるという安全型に移行するという方法もありますね。
と、言うことで夫の確定拠出年金はSBI証券にし、株式に変更します!
今、まさに手続き中ですが、夫の確定拠出年金の証券会社や商品、もろもろを変更する作業に取り掛かります。
移管も結構大変なんですよね。。。
また、変更についての対応も記事にまとめたいと思います。
つみたてNISAも非課税の仕組みです。税金制度をうまく活用したいですね。
コメントを残す