
ひと昔前までは、「マイホームを購入する=一生の棲み処」でした。
それは、30歳~40歳でマイホームを購入し、少しリフォームをし、家が40~50年持てば一生住むところには困ることがなかったからです。
でも、今は100歳まで住むことができる家が必要になっています。
目次
今までは定年までにローンを支払い終えるということが一つの目標だった

今までは、40~50年家を持たせれば良かったため、家がどのくらい持つのか考えなくて良い時代でした。
どちらかと言えば、気になる点としては、
- ローンを定年までに支払うマネー計画
が大事でした。
また、ひと昔前は、給料の上昇率が高かったのですが、今は昔ほど給料が上がりにくくなっています。
また、退職金、年金も減らせれている傾向もあり、退職金でローンを一括返済というよりも、退職時までにローン返済を終わらす考え方です。
「人間の寿命」が「家の寿命」を追い抜いてしまった

医療の進歩などにより、私たちは90歳~100歳まで生きるのが珍しくなくなる時代です。
今、女性の半数が90歳以上長生きしています。
30歳で家を購入すると60年~70年近く住むということになります。
でも、「人間の寿命」より先に「家の寿命」がきてしまうと、大変です。
具体的には、
- マンション:大規模修繕や建て替え
- 一戸建て:大幅リフォームや建て替え
が必要となってきます。
70歳や80歳では修繕等のローンを組むことが難しいため、現金での支払いが必要になることがあります。
将来の修繕等も踏まえ「買うタイミング」の工夫・マネー計画が必要

小規模なリフォームだと10年単位くらいでポロポロ出てきますが、50年以上となると大規模な修繕や建て替え等も検討しなければなりません。
となると、将来を見据えたローン返済の他に修繕費の貯蓄も必要になってきます。
最近では、100年まで長持ちする住宅というのもありますが、実際に本当に100年長持ちするかは誰にも分かりません。
人生100年時代のマイホーム購入の選択肢は、現役は「賃貸」。退職後、現金一括購入もあり!

マイホームを購入するタイミングですが、30歳で購入するとその分早く修繕や建て替えが必要になってくるので、退職後60歳ないし65歳(もしくは70歳)に購入するという選択肢もあります。
私の元上司は、現役時代はずっと賃貸で暮らし、退職する寸前にまさかの「35年ローン」でマンションを購入したという方がいました。
でも、普通は60歳で35年ローンは組めないと思うので、現実的には現金での一括購入になると思います。
現役時代は、子供も増えて広い家が必要になったり、子供が巣立ち狭い部屋で良いと部屋のニーズが変わってきたりするので、その時代は賃貸で必要な広さに応じ、引っ越し。
(ただし、エリアによっては物件が少ない場合もあるので住むエリアには注意が必要ですね)
退職後は夫婦2人で住むのであれば、都心でも1,000万円~2,000万円程度で十分なマンションが購入できます。
また、60歳から購入するのであれば、中古物件で安い物件価格で購入しても良いと思います。
わが家は社宅&賃貸で現役時代を過ごし、退職後は物件購入もしくは賃貸でも良いかも・・・
私たち夫婦は、今社宅に住んでいるので、当面は社宅で生活しようと思っています。
また、その後賃貸で暮らし、退職後の生活プラン次第で
- 住む場所
- 住む方法(賃貸or現金一括購入)
を検討したいなと思っています。
そのためにも資産運用をして確実に資金を増やしていきたいなと思っています。
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