
つみたてNISAが始まり、長期運用に目を向けられる方も増えてきたと思います。
長期期間、成長するインデックスとして人気な指標に「S&P500」があります。
今回、長期投資をする上で魅力的で個人投資家に人気な「iFree S&P500インデックス」についてまとめてみました。
目次
S&P500とは?
アメリカの株式市場の動向を表す代表的な株価指数です。
- 米国の代表的なインデックス
- 米国投資情報会社「スタンダード&プアーズ社(S&P)」が算出
- ニューヨーク証券取引所とNASDAQに上場している代表的な500銘柄が対象
- アメリカの株式市場の時価総額の約80%をカバー(時価総額加重平均型株価指数)
となる株式インデックスです。
もう1つ、アメリカ株式市場の指数で有名なのがNYダウです。
NYダウは30銘柄なので、S&P500の方が500銘柄で分散効果が高いです。
ちなみに、S&P500は、投資の神として有名なバフェットが奥様へ残す
「資産の90%はS&P500、残り10%は政府短期国債に投資せよ」
という遺言が有名ですね。
世界の多くの株価指数が採用する方式です。株価平均型やGDP率と異なり、時価総額の高い大型株の割合が大きくなります。
1988年1月~2018年3月末までのS&P500の指数です。
(以下大和証券レポートより)

iFree S&P500インデックスの概要
基本情報
項目 | 内容 |
---|---|
ベンチマーク | S&P500指数(円ベース) |
購入手数料 | 無料 |
信託財産留保額 | 無料 |
信託報酬 | 年率0.243% (税抜0.225%) |
設定日 | 2017/8/31 |
純資産総額 | 36億円 |
決算日 | 年1回(9/7) |
運用会社 | 大和証券投資信託 |
↓純資産の推移です。

業種別構成
組み入れ銘柄比率TOP10

まだ生まれて間もない商品なことから、S&P500を投資対象とするETFと先物に投資を行っていますが徐々に比率が下がっており、個々の銘柄の比率が大きくなっていく見込みです。
上位にはアップル、マイクロソフト、Facebook、Amazon、バークシャー・ハサウェイ、エクソンモービル、ジョンソン&ジョンソン、JPモルガンなど、世界的に有名な企業がずらりと並んでいます。
iFree S&P500インデックスの3つの魅力
魅力1 アメリカの代表指数に投資できる
S&P500というアメリカの大型株500銘柄に対して幅広く分散投資ができるインデックスを購入できます。
アメリカを代表する企業なので、概ねアメリカの株式市場を反映した指数です。
NYダウはアメリカの超大型30社のみを対象としているので、比較的狭く、S&P500の方が分散度合が高い点が安心が強いですね。
ただ、NYダウのように超大型ばかりではないため、バブル崩壊時にはダウより値崩れしやすいという過去データもおあるので、分散できるという点と、パフォーマンスが良いという点は別で考えた方が良いですね。
ちなみに、S&P500は、よくアクティブファンドの投資をしている投資家の間で自分のパフォーマンス比較に使われることが多い代表的な指数です。
魅力2 コストが安い
同じ指数に投資している投資信託と比べると、「iFree S&P500インデックス」のコストの安さが分かります。
- iFree S&P500インデックス:0.225%(税抜)
- i-mizuho米国株式インデックス:信託報酬0.5%(税抜)
ちなみにETFは運用コストが激安ですが、ある程度まとまった金額でないと買いにくいですね。
魅力3 気軽にS&P500に投資できる
ETFではない低コストの投資信託を選ぶメリットとしては、
- 100円から投資できる
- 日本円で購入できる
- ノーロード(購入手数料無料)
です。ETFだと手が出しにくかった方でも、投資信託なら日本の証券会社で購入できるし、手が届きやすくなったと思います。
S&P500の買い方としては、
- 投資信託→i-mizuho米国株式インデックス、iFree S&P500インデックス
- 米国ETF→米国上場ETFであるSPY・IVV・VOO
→IVVとVOOは経費率0.04%
- 国内ETF→上場S&P500米国株(1547)、SPDR S&P500ETF(1557)
の3つが主にあります。
ETFの方が投資信託よりも割安で買えますが、国内ETFの手数料は最低でも0.0945%となり円での買い付けとなります。
日本でコストが安い米国ETFを直接買い付けすると、外国二重課税が発生します。
外国源泉徴収課税を戻すこともできますが、手間がかかったり、少なからず税金は発生します。
投資信託 | 米国ETF (IVV、VOO) |
|
---|---|---|
運用コスト | 0.24% | 0.04% |
売買手数料 | 0円~ | 5ドル~20ドル |
分配金の課税 | 米国で10%課税 分配金は自動的に再投資され、売却時まで非課税 | 米国で10%課税後、国内で20%課税 (米国での課税分は、外国税額控除で全額戻る) |
なので、信託報酬が発生しても手間をかけたくない、細かいことを気にしたくないという人にはETFよりも投資信託の方が買いやすいですね。
証券口座を開くなら私もメインで使っているコスト安を追求している会社なSBI証券がオススメですね。
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