
物事にはすべて引き際があると思っています。
その引き際を誤ってしまうと勝っていても最終的には負けてしまいます。
今回は、ギャンブルや、会社の事業の経験から、引き際のポイントをご紹介します。
目次
引き際を決めるのに必要な素質とは?
情熱な気持ちと共に冷静な視点をもつことが必要
まず、大前提として、物事に勝つためには、情熱さが必要です。
ここであげる情熱さとは、
- 粘り強く
- 勝つという想い
- 勝ちに向かって努力する
という3点だと考えています。
そもそも物事に勝つためには、この根気強い情熱が大事です。
その上で、冷静に見る視点を持つことが大事です。
最初っから負けることを考える必要はないのですが、情熱という想いばかり大きくなってしまうと、冷静さを失ってしまい、負け戦となってしまいます。
今回、私が経験した話を紹介します。
ビギナーズラックは当たり前のこととして、冷静に受け入れる
ギャンブルの初心者に多い「ビギナーズラック」。
これは、なぜだか初心者の人がたまたま勝ちを得ることができます。
ビギナーズラックとは、初心者が往々にして得る幸運。賭け事などにいう。
コトバンクより
私は、初めてのパチンコ・スロット・カジノをやったとき、この「ビギナーズラック」に当たりました。
大学の時の初めてのパチンコ・スロット体験

その当時、大学生。
投資なども経験したことなく、お金が増えるという感覚は、労働でしか味わったことなかった感覚だったので、労働以外の部分でお金が増える体験を味わえたことがすごく衝撃でした。
友達と試してみたのですが、ものの30分程度で2,000円を10,000円にすることができ、
と嬉しかったのを覚えています。
でも、当然勝つ人がいれば、負ける人もいるというのが、勝負の世界。
隣で負けている人を見て失うことのリスクを考えて怖くてそこで勝ち逃げしました。
海外旅行でのカジノ体験

社会人になって海外旅行に行ったシンガポールで、カジノに行き、初心者にも遊びやすいルーレットをしました。
友人合わせて6人で行き、 皆で一人5000円をどのくらい増やせるかやってみよう!とやりました。
私は、たまたまビギナーズラックが出て、賭け金2倍になりました。

たかが2倍なのですが、ルーレットは特にスタッフがお客を見てボールが入る数字をコントロールしているということを聞いていたので、たまたま当たったのは、
勝たせてお金を遣わせて、最後全部根こそぎ獲る気だ。。。
と、思い、賭け金の2倍になったところで勝ち逃げしました。
夫は、5000円を0円にしたので、家計的にはプラスマイナス0でトントンに笑
私の勝ち逃げ要因は、同じテーブルにいた中国人の人たちが、十万円単位での(チップを)かけていて、何十万も当たったと思ったら、次の瞬間、一瞬で負けてお金が消えていく怖さを冷静に見ることができたからです。
会社の事業も収益・採算が取れる事業なのかの早めの見極めが必要
入社してから色々な事業に携わりましたが、わたしが関わった事業の中には、赤字垂れ流し状態の事業もありました。
普通の感覚だったら、赤字で事業を継続させる意味があるの?ということなのですが、
一度初期投資してしまったり、社外や社内への建前上、赤字のまま撤退せずそのまま、グダグダとやっている事業がありました。
結局、これも引き際を誤ってしまい、最終的に多額な負債を抱えたまま撤退せざるおえないという結果になってしまいました。
引き際の大事なポイントとは?!

上記にあげた体験から引き際の大事なポイントをまとめてみました。
- 勝ちに執着せずに、冷静に見極める
- 撤退ではなくても方向転換できないか考える
- 自分のなかで折り合いを決める
勝ちに執着せずに冷静に見極める
勝ちにこだわることが良いことではなく、あくまでも目的を達成させるための手段のひとつと考え、冷静に勝負を見極めることが大事です。
勝ち続けた場合も、一度立ち止まって、周りの負けている人を見て、冷静になるといいと思います。
みんながみんな勝っているわけでもなく、自分が特別という考え方を捨てることも大事です。
撤退ではなくても方向転換できないか考える
撤退となると、今までやってきたことが、すべて水の泡と思って、なかなか撤退できないという気持ちが働きます。
自分が今まで努力してきたものや、多額のお金をかけたものほど、撤退できない気持ちが大きくなります。
ゼロクリアではなく、今までやってきたことを活かして、少し方向転換してみようと考えると、必ずしも負けで終わりという考え方ではなくなります。
自分のなかで折り合いを決める
自分のなかである程度、折り合い(目星)をつけることが大事です。
物事には、何にでも引き際というものがあると思っています。
なので、自分の中で、折り合い部分をつけることが必要だと思います。
例えば、ここまで勝てたらやめる!とか、
期間を設定してダメだったらやめる!とか、
やみくもに走り続けてずっと負けているのではなく、期間を設定して、ここまでにできなかったら引き際だ!と冷静に目星をつけることが大事です。
そして、期間を設定したら、そこに向かって自分の全勢力を出してやり続ければ、その結果がダメでも悔いは残りません。
まとめ
つい勝つことだけを目的としてしまうと、勝てない状況の時に撤退するという思い切った行動が取れなかったりします。
ギャンブルでの私の体験としては、例え遊びでもお金の損をしたくない、少しでも増やしたいという気持ちがありました。
一発当たった時は、それで目的クリアとし、負けないうちに勝った状態で勝負から引きました。
私は、そもそもギャンブルというものが、好きではないので、お金を取られたくないという気持ちが大きかったと思います。
事業の話は、逆に赤字のまま、ズルズルどこまで引き延ばすのか、勝てる見込みはあるのかということを冷静に判断する力が必要です。
また、早めに見極め、その分の労力を、次はどう活かすかに割いて、方向転換できる道を探す方がずっと生産性が良いと思います。
↓お金のバランスを学べるゲームです。
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