
「子育てしやすい家や環境を探したいなぁ~」
マイホームを探す人にとって、安全、安心、かつ適度なコミュニケーションが取れる家を探される方は多いのではないでしょうか。
そんな子育て世代に人気な住宅が、「大規模の新築一戸建て集合住宅」です。
実は、夫の実家もまさに一戸建て集合住宅です。
実際に住んでいる人の感想も踏まえてメリット・デメリットをご紹介します。
ちなみにここの物件、販売価格4,700万円~7,000万円台で、売りにだされて3ヶ月でほぼ8割は成約済みでした。
この場所で一戸建て(2階・3LDK)でこの価格は安いと思いつつ、裏もありました。
大規模集合住宅(分譲)とは?

大きな土地が一気に空くと不動産会社が全て買い取り、50、100、多いと500世帯が住める大規模の新築一戸建て集合住宅がどーんとできることがあります。
この大規模な一戸建て分譲住宅の集合体って、その土地一体を一斉に改築するため、統一感のあるオシャレで綺麗な町並みができます。
また、比較的、同世代の家族が集まる傾向が高く、子育て世代には人気の物件です。
メリット
メリットを上げると、
- 統一感のある綺麗な町並みで購入価格は低めで資産価値が下がりにくい
- 公園や緑が多く設置されていて綺麗で癒される
- 安全に配慮された道路計画がされていて子供に安心
- 集合住宅全体で警備会社と契約し、セキュリティが高い
- 同じような年代、年収、属性が集まるのでコミュニティが作りやすい
- 全て同じ物件・間取りなので近所の人と家の相談がしやすい
1.統一感のある綺麗な街並みで購入価格は低めで資産価値が下がりにくい
全て同じメーカーで作られているので、全ての家のトーンが一緒、美しい街並みという印象で景観が統一されています。
集合住宅のメリットとしては、同じメーカーで同じ材料を調達して大量の同じ家を造るので、比較的低コストで購入でき、その後、中古で売る時には「綺麗な町並み」というセールスポイントで売りやすいといったメリットがあります。
ファミリー世帯にとっては、無理せず購入できる価格設定でその後の資産価値も下がりにくい場所を選ぶというのは大事ですね。
また、マンションと違って、自分の所有権となるので自由に建て替えできる自由度が高いですね。
2.公園や緑が多く設置されていて綺麗で癒される

その市などの法や条例によって、一定の敷地面積に対して公園を設置するといった決まりがあります。
集合住宅の場合は、完全に上記に該当するため、公園がいくつか造られています。
また、視覚的にも家と家の間には緑が設置されていることが多く、都会であることを忘れるような癒される環境となっていました。
3.安全に配慮された道路計画がされていて子供に安心

集合住宅では、道路も作られることから、安全に配慮された設計がされていることが多いです。
車が通れないような道であったり、車が通れても通り抜けできず、居住者しか行き来することがない道路であったりと工夫されていました。
子供はすぐに飛び出したりするので、車が通りにくい、通れない設計になっているのは親にとっては安心ですね。
4.集合住宅全体で警備会社と契約し、セキュリティが高い

集合住宅では街ぐるみで警備会社と契約して、定期的に巡回して不審者のチェックをしているところもありました。
自分1世帯だけだと割高になってしまいますが、戸数が多いことによって1世帯あたりの負担が少なくてよくなります。
私が見学に行ったところは、1年間は無料で巡回サービスがついて、2年目以降は入りたい世帯で入るといった内容でした。
5.同じような年代、年収、属性が集まるのでコミュニティが作りやすい
実際に購入する層を営業の方に聞いたら、20代後半~40代前半が多いそうです。
また、都内だったこともあり、共働きで世帯年収が多いパワーカップルが多いとか。
そして、住んでいる人もちらほらいたのですが、外車が多かったです。
同じような世代、年収、属性の方が集まるのでコミュニティは作りやすい環境ですね。
小さいながら庭でBBQができるスペースがあって、夫はツボに入ったようです。
デメリット
次にデメリットをあげてみます。
- 全て同じ物件・間取りとなるため、家の中の様子が分かる
- 近所の人の家が目に入りやすくなり自分も・・・!と比較してしまう
- 家が密集しているので、近所の人の行動が分かりやすい
- 安い価格は家が奥まっていて道路に面する正方形ではない間取りが多い
- 子供の人数が多いので保育園、小学校が心配
- 修繕時期に外壁の塗り替えなどしないと自分の家だけ目立つ
1.全て同じ物件・間取りとなるため、家の中の様子が分かる
間取り図を実際に見ましたが、ほぼ全戸同じ間取りになっています。
隣の家が同じ造りなので、なんとなく自分の家が見透かされているようで嫌だなと不快に思う人もいるかもしれません。
戸建ての良い所は窓が多い点ですが、窓には外から見えないコーティングが貼ってあるなど工夫されていました。
2.近所の人の家が目に入りやすくなり自分も・・・!と比較してしまう
最初はみんな同じに見える家。うっかり酔っぱらって帰ると、よその家と間違えそうですよね笑。
でも、同じ家のトーンだからこそ、他の家と自分の家に違いが出てくると、それが目につくようになります。
例えば、
- 隣の家の花壇が綺麗
- 隣の家が車を新車に変えた
- 隣の家がソーラーパネルを屋根につけた
- 隣のクリスマスのイルミネーションが綺麗
などなど、あげたらキリがありませんが、同じ家だからこそ違いがハッキリ見えてくると羨ましくなってしまうもの。
こうなってくるとお金がいくらあっても足りないとなってしまうので注意が必要ですね。
3.家が密集しているので、近所の人の行動が分かりやすい
戸建てとマンションの違いに窓の多さと道路側(1階、2階と見えるところ)に設置されている点があります。
日当たりが良くなるための窓の場所となると、道路側が多く、マンションよりも人の通りが見えやすくなります。
なので、密集する戸建ての集合住宅だと外を出歩くところを目撃されやすく、近所の人に自分の行動が把握されやすいです。
ここは、気になる人、気にならない人がいると思いますが、噂好きの方が近所にいたら、少し面倒かもしれませんね・・・笑
4.安い価格の秘密は家が奥まっていて道路に面する正方形ではない間取りが多い
物件の広さはほとんど一緒なのに、私が見学した物件の販売価格は、
- 販売価格4,700万円~7,000万円台
でした。
この最低価格は物件数が少なく、逆にまだ売れ残っていました。中央値は、5,000~6,000万円台でした。
では安い価格の秘密はというと、道路に面している家ではなく、道路から細い通路(人ひとりがやっと通れる)があって、その奥に玄関のドアがあるという家でした。
- 家と家の奥に入っているので日当たりも悪い
- 正方形ではない敷地
- 道路に面していない
この3点から中古で売る時の資産価値は低めとされています。
土地の資産価値という違いです。
5.子供の人数が多いので保育園、小学校が心配
販売の資料の中には、もちろん保育園や小学校が近くにありますとアピールされていました。
ただ、同じ子育て世代が一斉に引っ越してくるので、正直、不足するんじゃないかなぁと思います。
6.修繕時期に外壁の塗り替えなどしないと自分の家だけ目立つ
戸建ての集合住宅にある夫の実家は築10年ちょっとが建ちます。
そうすると、他の家では外壁の塗り替えなど、修繕箇所がポロポロ出てきます。
周りの人たちが一斉に塗り替えるので、同じ家が並んでいるだけに自分の家だけが塗られていないと目立ちます。
自分の家のペースというよりも、周りの人が改築しているからうちも改築しようとなるケースが多いです。
まとめ:一戸建て集合住宅はマンションと戸建ての間!建て替え自由度と安心感が強み
一戸建て集合住宅は
- 集合体でセキュリティも高い安心感があるマンション
- 建て替え等の自由度が高い戸建て
を備えた物件になります。
子供のためにセキュリティを意識したいけど、マンションだと騒音が心配というファミリーには良い選択だと思います。
ただし、隣人の動きを気にしすぎて、見栄でお金を遣わないように注意が必要ですね。
購入相談の申し込みは、大規模住宅を扱っている住友不動産販売株式会社で購入相談の申し込みもあります。
物件のアドバイスや、ローンでどこまで購入できるのかといった相談もできます。
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