
ここ数日、株価調整と言われる「株価の下落」が起きています。
実際、自分が投資しているときに「バブル崩壊」や「リーマンショック」を体験したことがないので、個人投資家の精神的に追いつめられるという状況は話に聞くけど、理解はできていません。
今回は、まだ来ぬ?「暴落の備え」として自分ができることを考えてみました。
目次
株価暴落とは?
株式投資をする上で避けては通れないリスクが「株価の暴落」です。
買っていた株価よりも下がってしまうと、どんどん損失が膨れ元本割れしてしまいます。
暴落には様々な要因があります。
ここでは、歴史的にみた大暴落を3つあげてみます。
歴史的な大暴落を3つ
ブラックマンデー

1987年10月19日の月曜日にニューヨーク証券取引所から発生したブラックマンデーと言われる暴落です。
NYダウ平均株価の終値が前週よりも508ドル安、下落率▲22.6%となりました。
20日の日経平均は、前日比3836円安、下落率▲14.9%という下落でした。
史上最大規模の世界的株価の大暴落で、「暗黒の月曜日」と言われていて3ヶ月続きました。
アメリカが財政赤字と貿易赤字の双子赤字という状態となり、引き起った暴落です。
国の収入よりも支出が上回り、貿易では輸出より輸入が上回っているという時代でした。
日本は、バブル景気に向かって、株価が上昇していたところでした。
ITバブル崩壊

パソコンやネットワークの普及により、IT(情報通信技術)産業による急激な伸びがありました。
1995年にWindows95が発売し、それによって火が付き、IT産業は自動車産業に代わる新しい産業となり、ITバブルが始まりました。
こうして、米国の財政収支が30年ぶりの黒字となりました。
そして、2000年に入ってから、飽和状態となり、ITブームが終わりました。
少しずつITの株価が下がっていましたが、ITバブル崩壊のきっかけは、米国で発生した9.11の同時多発テロです。
直接の原因ではなくても、全体的に株価が下がったので決定打となってしまいました。
このときの暴落は、
- 2000年~2002年 暴落率77.9%
リーマンショック時よりも大きな暴落率となってしまいました。
リーマンショック

2008年9月15日の月曜日に、リーマン・ブラザーズ・ホールディングスが経営破綻したことによって起こった金融危機です。
アメリカで生じた金融危機が一気に世界の金融市場に影響をあたえ、連鎖的に世界的な金融危機となりました。
リーマンは、サブプライムローン債権という低所得の人を対象にした住宅ローンの債権を沢山所有していたことから、サブプライムローンのシステムが崩壊したとき、影響を大きく受けてしまいました。サブプライム層への融資残高は推定で1兆3,000億といわれていました。
住宅価格の上昇が止まり、金利が上昇したことにより返済不能となったサブプライム層が相次ぎました。
最終的にアメリカ政府は援助をせず、リーマンが破綻してしまいましたが「まさかここまで影響が出るとは思っていなかった」と言います。
このときの暴落は、
- NYダウは、733ドル安、下落率▲43.4%
- 日経は前日比1,089円安、下落率は▲11.41%
でした。
下落期間は1年8ヶ月という長い期間、暴騰率は▲61%。結構、しんどい時期ですね。
過去の大暴落で注目すべきポイント
この大きい暴落の傾向を見ていると、
- 前日比20%以上の動きで、短期的には60~80%に下がることもある
- アメリカの経済に世界は大きく影響される
- 金利上昇の動きに注目
大暴落に対してできる備え
私が大暴落に対して実行した備えです。
1.つみたて投資の引き落とし口座を給料口座に設定

今まで、給料口座から証券口座に手動で移していました。
でも、大暴落がきたとき、マイナスの損失に口座を開くことも嫌になるかもしれません。
損失を見ないことを選択できるよう、給料口座をSBIネット銀行に変更し、自動的に引き落としで買い続けられるように設定しました。
2.大暴落の時の情報を集めてイメトレ

よく仕事でもリスクが大きいことをやろうとするときは、最悪の事態をイメージトレーニングしますよね。
「悪い事態が起きたら、どう対応しよう。」
このイメージをすればするほど、実際に悪い事態が起きたとき、どーんと構えていられると思います。
想定外のことがあるとあたふたしてしまうので、想定してそれに対する自分の行動をイメージしておきます。
イメージとしては、
- 朝起きたときにいきなり、株価30%下落!
↓
- 2年間くらい暗黒時代の70%にまで下落することを想定・・・
↓
- V字回復きた・・・!(ここまで妄想大事!)
イメージトレーニングを重ね、実際に起きたとき、「デジャブか?」と思えるくらいにしておきたいですね。
イメージする材料としては、大暴落のことが書いてある体験記や、大暴落時のドキュメンタリー動画を見ると、より疑似体験することができます。
この本は体験記が書いてあり、分かりやすくオススメです。
3.夫婦で認識を合わせておく

当たり前ですが、自分だけ「暴落しても大丈夫!」と思っていても、一緒の家計で暮らす家族の不安が大きくなったら、値下がりしたところで「解約しよう!」となりかねません。
そもそも株価を見せないというのも良いですが、あきんこ家は口座をお互い見える化して管理しているので、日ごろお金の話をよくします。
「2人で暴落したらどのくらいで回復するかな?」とか、
「暴落したら、何買い足そうか?」
など、家族一緒の認識を合わせておくことで、乗り切れることもあると思います。
まとめ
H30.2月6日に下がった株価は前日比5%前後なので、調整に入っているという見通しが強いと言われています。
「株価の調整」とは、かなりの期間で株価が上昇をし、その上昇力が少しずつ弱まり、次の上昇の波に入るまえに横ばい、もしくは下落することです。
株は上がる時もあれば下がることもあると長期的な構えで見守ればよいと先人たちは言います。
暴落の時も自動的にコツコツ積み立てられる仕組みは大事ですね。
そして、節税にもなるので「つみたてNISA」はオススメです。
女性がやってみたい投資ランキングも興味深いですね。
コメントを残す